「お腹は鍛えているのに、くびれがなかなかできない…」そんな悩みを持っている人は、腹斜筋のトレーニングが不足しているかもしれません。
腹斜筋はお腹の横側に位置する筋肉で、くびれのあるシルエットを作るためには欠かせない部位です。クランチなどの正面の腹筋トレーニングだけでは十分に鍛えられないため、ひねり動作を取り入れた種目を意識的に行う必要があります。
この記事では、腹斜筋の基本的な構造から、自宅でできるおすすめメニューまで詳しく紹介していきます。男性も女性も取り組める種目を厳選しているので、ぜひ自分のレベルに合わせて実践してみてください。

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腹斜筋の基本知識
外腹斜筋と内腹斜筋の違い
腹斜筋は「外腹斜筋」と「内腹斜筋」の2つの筋肉で構成されています。外腹斜筋はお腹の表層にあり、肋骨の下部から骨盤にかけて斜めに走っています。体を横に曲げたりひねったりする動作に関与する大きな筋肉です。
内腹斜筋はその内側にあり、外腹斜筋とは逆方向に繊維が走っています。外腹斜筋のひねり動作をサポートするほか、腹圧を高めて体幹を安定させる役割も担っています。この2つの筋肉が連動して働くことで、体幹の回旋運動がスムーズになります。
腹斜筋を鍛えるメリット
腹斜筋を鍛えることで得られるメリットは多岐にわたります。
- ウエストが引き締まり、くびれのあるシルエットになる
- 体幹の回旋動作が強くなり、スポーツのパフォーマンスが向上する
- 内臓を両側から支えることで、下腹のぽっこりを抑える効果がある
- 姿勢が安定し、腰痛の予防にもつながる
- 男性は逆三角形のシルエットがより際立つようになる
初心者向け|腹斜筋トレーニング5選
腹斜筋を鍛えるトレーニングは「ひねり」の動作がポイントです。まずは基本的な種目からフォームを覚えていきましょう。
1. サイドプランク
横向きに寝た状態から肘で体を支え、頭からかかとまで一直線に保つトレーニングです。腹斜筋を集中的に鍛えながら、体幹全体の安定性を高めることができます。体が前後に倒れないよう、お腹にしっかり力を入れてキープしましょう。片側20〜30秒×3セットを目標に行いましょう。
2. ツイストクランチ
通常のクランチの動作に上体のひねりを加えた種目です。起き上がるときに体をひねり、右肘を左膝に近づけるように動作します。ひねりの動作をゆっくり丁寧に行い、腹斜筋の収縮を感じながら取り組んでください。反対側も同様に行い、左右交互に12回×3セットが目安です。
3. サイドベンド
立った状態で体を横に倒す動作を繰り返すトレーニングです。ダンベルやペットボトルを片手に持って行うと効果的です。ウエイトを持っている側に体を倒すのではなく、反対側に倒して戻す動作が腹斜筋を鍛えます。片側15回×3セットを目標にしましょう。反対側の手は頭の後ろに添えておくとフォームが安定します。
4. ロシアンツイスト(自重)
床に座って膝を曲げ、足を少し浮かせた状態で上体を左右にひねる種目です。腹斜筋にしっかりとしたひねり刺激が入ります。上体を倒しすぎると腹直筋の負荷が増えてしまうため、約45度の角度をキープすることを意識してください。左右合わせて20回×3セットから始めてみてください。
5. ヒールタッチ
仰向けに寝て膝を立て、上体を少し起こした状態で左右のかかとに交互にタッチします。動きが小さいので初心者でも取り組みやすく、腹斜筋への意識を養うのに最適な種目です。かかとにタッチするときに体を横にスライドさせるイメージで行うと、腹斜筋にしっかり効きます。左右交互に20回×3セットが目安です。


中級者向け|腹斜筋トレーニング5選
基本種目に慣れてきたら、より負荷の高い種目にチャレンジしていきましょう。
1. ウッドチョップ
ダンベルやメディシンボールを使い、斜め上から斜め下に振り下ろす動作を行うトレーニングです。腹斜筋を大きくダイナミックに使えるため、筋力アップに非常に効果的です。反対方向(斜め下から斜め上)に行うリバースウッドチョップもあわせて行うと、腹斜筋を多角的に鍛えられます。片側10回×3セットを目標にしましょう。
2. サイドクランチ
横向きに寝た状態で、上体を横方向に持ち上げる種目です。腹斜筋を収縮させる動作に特化しているため、集中的に追い込むことができます。持ち上げる高さは大きくなくて構わないので、しっかりと腹斜筋の収縮を感じることを重視してください。片側15回×3セットが目安です。
3. バイシクルクランチ
自転車をこぐように脚を動かしながら上体をひねる種目です。腹直筋と腹斜筋を同時に鍛えられるため、効率よくお腹全体を引き締めたい人におすすめです。動作スピードを遅くして、ひねりの頂点で一瞬止めるようにすると効果がさらに高まります。左右合わせて20回×3セットを目標にしましょう。
4. サイドプランクディップ
サイドプランクの姿勢からお尻を床に向かって下げ、また持ち上げる動作を繰り返す種目です。通常のサイドプランクよりも腹斜筋への刺激が強くなります。片側12回×3セットが目安です。
5. ハンギングワイパー
懸垂バーにぶら下がった状態で脚を左右に振る高難度の種目です。腹斜筋にかなりの負荷がかかるため、基本の種目をしっかりこなせるようになってから挑戦してください。5〜8回×3セットが目安です。
くびれを作る腹斜筋メニューの組み方
週3回のメニュー例
- 月曜日:サイドプランク30秒×3 → ツイストクランチ15回×3 → ヒールタッチ20回×3
- 水曜日:ロシアンツイスト20回×3 → サイドベンド15回×3 → バイシクルクランチ20回×3
- 金曜日:ウッドチョップ10回×3 → サイドクランチ15回×3 → サイドプランクディップ12回×3
毎回同じメニューにせず、異なる刺激を与えることで筋肉の適応を防ぎ、効果を持続させることができます。トレーニング前には軽いストレッチで体をほぐしておくと、可動域が広がり効果がアップします。
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腹斜筋トレーニングの注意点
片側だけ鍛えない
腹斜筋のトレーニングでは左右のバランスを意識することが重要です。片側だけを集中的に鍛えると、体の歪みの原因になることがあります。左右を同じ回数、同じセット数で行いましょう。利き手側のほうが多くできてしまう場合は、弱い側の回数に合わせるのがおすすめです。
重すぎるウエイトに注意
サイドベンドなどで重すぎるダンベルを使うと、腰に過度な負担がかかります。正しいフォームを維持できる重量で行うことが大切です。腹斜筋は比較的小さな筋肉なので、軽い重量でも十分に効かせることができます。
ウエストが太くなる心配について
「腹斜筋を鍛えるとウエストが太くなるのでは?」と心配する声もありますが、よほどの高重量トレーニングをしない限り、腹斜筋が極端に肥大してウエストが太くなることはまずありません。むしろ脂肪が減ってくびれが際立つケースがほとんどです。
腹斜筋のトレーニング中にわき腹や腰に鋭い痛みが出た場合は、すぐにトレーニングを中止してください。筋肉痛とは異なる痛みは、医療機関に相談しましょう。
くびれ作りに役立つ生活習慣
トレーニング以外にも、日常生活で意識するだけでくびれ作りに役立つポイントがあります。
- 座っているときに背筋を伸ばし、お腹をへこませる意識を持つ
- ウォーキング時に腕をしっかり振って体幹のひねり動作を意識する
- 十分な睡眠をとる(睡眠不足はストレスホルモンの分泌を増やし、脂肪が蓄積しやすくなる)
- 水分をしっかり摂る(むくみの軽減にもつながる)
- 姿勢を正すことで腹斜筋が自然に使われる時間が増える
よくある質問
Q. 腹斜筋のトレーニングはどれくらいの頻度がいい?
週2〜3回が目安です。毎日行うと回復が追いつかない場合があるので、少なくとも1日は間を空けるようにしましょう。腹斜筋のトレーニング日と正面の腹筋トレーニング日を分けるのも効果的です。
Q. くびれが見えるようになるまでどれくらいかかる?
個人差がありますが、トレーニングと食事管理を並行して行えば、1〜2ヶ月で変化を実感できる人が多いです。体脂肪率が高い場合はまず脂肪を落とすことが優先になるため、有酸素運動や食事の見直しも合わせて行いましょう。


Q. 腹斜筋を鍛えると体幹の安定性は上がる?
腹斜筋は体幹を回旋させるだけでなく、体幹を固定する働きも持っています。そのため、腹斜筋を鍛えることで体幹の安定性が向上し、バランスを崩しにくい体になります。スポーツをしている人はもちろん、日常生活でもふらつきにくくなるというメリットがあります。
Q. 腹斜筋のストレッチも一緒にやるべき?
トレーニング後に腹斜筋のストレッチを行うと、筋肉の柔軟性が保たれ、回復が促進されます。横向きに寝た状態で上体を起こすサイドストレッチや、立った状態で体を横に倒すストレッチがおすすめです。トレーニング後だけでなく、デスクワークの合間に行うのも効果的です。
まとめ
くびれのあるシルエットを手に入れるには、腹斜筋のトレーニングが不可欠です。サイドプランクやツイストクランチなどの基本種目から始めて、慣れてきたらウッドチョップやバイシクルクランチで負荷を高めていきましょう。
トレーニングの効果を最大限に引き出すためには、左右バランスよく鍛えること、正しいフォームで行うこと、食事管理を並行して進めることがポイントです。継続がもっとも大切なので、無理のないペースで取り組んでみてください。
より詳しい腹斜筋の鍛え方については、腹斜筋の筋トレメニュー14選(uFit)や腹斜筋の筋トレ&ストレッチ方法(Smartlog)、スポーツクラブNASの腹斜筋エクササイズ解説も参考にしてみてください。
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