ラテラルレイズ(サイドレイズ)は、三角筋の中部を集中的に鍛えられるアイソレーション種目です。肩の横側にピンポイントで効くため、肩幅を広げたい方や丸みのある肩を目指す方には欠かせないトレーニングになっています。
動作自体はシンプルですが、「重量が重すぎて僧帽筋に効いてしまう」「肩ではなく腕が疲れる」といった悩みを持つ方が多い種目でもあります。
この記事では、ラテラルレイズの正しいやり方・効果・重量設定のコツを初心者にもわかりやすく解説します。

最初の1つで迷ったら、ここから選ぼう
自宅トレで本当に要るものは、思っているより少ないです。優先度の高い順に器具とギアを並べて、それぞれ何ができるようになるかを整理しています。

ラテラルレイズとは?鍛えられる筋肉と特徴
ラテラルレイズは、ダンベルを両手に持ち、腕を体の横に向かって持ち上げる「肩関節の外転動作」を行うトレーニングです。「ラテラル(lateral)=横の」「レイズ(raise)=上げる」という意味で、日本では「サイドレイズ」という呼び名も広く使われています。
メインで鍛えられる筋肉
- 三角筋中部:肩の横側にある筋肉。肩幅の広さと肩の丸みを作る部位
サブで鍛えられる筋肉
- 僧帽筋上部:肩をすくめると強く働く。ラテラルレイズでは「効かせたくない」部位でもある
- 前鋸筋:腕を横に持ち上げる動作を補助する
ラテラルレイズは三角筋中部に「だけ」効かせるのが理想です。僧帽筋に負荷が逃げないフォームを意識することが、効果を出すカギになります。
ラテラルレイズで得られる効果
肩幅が広がり逆三角形の体型になる
三角筋中部が発達すると、正面から見たときの肩幅が広がり、ウエストが細く見える視覚効果が生まれます。「逆三角形のシルエット」は三角筋中部の発達度合いで大きく左右されます。
肩の丸みが出て立体的に見える
ショルダープレスだけでは肩の前側が中心に発達しますが、ラテラルレイズを加えることで肩の横側にもボリュームが出ます。丸くて立体的な「メロン肩」を目指すなら外せない種目です。
なで肩の改善に効果的
三角筋中部が弱いとなで肩に見えがちです。ラテラルレイズで中部を鍛えることで、肩のラインが水平に近づき、なで肩が改善されます。
基礎代謝が上がる
三角筋は上半身の中でも面積が大きい筋肉です。鍛えることで代謝が向上し、体脂肪が落ちやすい体づくりにも貢献します。


ラテラルレイズの正しいやり方【基本フォーム】
スタートポジション
- 足を肩幅に開き、両手にダンベルを持って自然に体の横に垂らす
- 上体をわずかに前傾させる(5〜10度程度)
- 肘を軽く曲げた状態を維持する(約15〜20度)
- 肩をリラックスさせて下げた状態を作る
挙上動作
- 息を吐きながら、ダンベルを体の横に向かって持ち上げる
- 腕が肩の高さ(床と平行)まで来たら止める
- 「小指側を上に向ける」イメージで持ち上げると三角筋中部にしっかり効く
- トップポジションで1秒キープする
下降動作
- 息を吸いながら、ゆっくりとダンベルを下ろす
- 完全に下ろし切らず、太もも横に軽く触れる手前で止めると負荷が抜けない
- これを繰り返す。1セット12〜15回が目安
ダンベルを肩の高さより上に持ち上げると、僧帽筋に負荷が移って三角筋中部への効きが弱まります。肩の高さで止めることが大切です。
ラテラルレイズの重量設定と回数の目安
ラテラルレイズは「軽い重量で丁寧に効かせる」種目です。重量よりもフォームの正確さを優先しましょう。
| レベル | ダンベル片手の目安 | 回数 | セット数 |
|---|---|---|---|
| 初心者(男性) | 3〜5kg | 12〜15回 | 3セット |
| 中級者(男性) | 6〜10kg | 10〜15回 | 3〜4セット |
| 上級者(男性) | 12kg以上 | 10〜12回 | 4〜5セット |
| 初心者(女性) | 1〜3kg | 12〜15回 | 3セット |
| 中級者(女性) | 4〜6kg | 10〜15回 | 3〜4セット |
ラテラルレイズで重すぎるダンベルを使うのは逆効果です。反動や僧帽筋の関与が増え、肝心の三角筋中部に効かなくなります。「こんなに軽くていいの?」と感じる重量で始めるのがコツです。
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ラテラルレイズで効果を高めるフォームのコツ
肩をすくめない(最重要)
ダンベルを持ち上げるとき、肩がすくんで僧帽筋に力が入ってしまうのはもっとも多い失敗パターンです。「肩を下げたまま腕を上げる」ことを強く意識しましょう。
小指側をやや上に向ける
持ち上げるときに小指側をわずかに上に向ける(手首を軽く内旋させる)と、三角筋中部の収縮感が増します。水を注ぐように傾けるイメージです。
ネガティブ動作を3秒かける
下ろす動作をゆっくり行うことで、三角筋中部に長い時間テンションがかかります。「上げるときは1秒、下ろすときは3秒」のテンポを意識するだけで効果が変わります。
上体をわずかに前傾させる
完全に直立した状態よりも、5〜10度ほど上体を前に傾けた方が三角筋中部にダイレクトに効きます。前傾しすぎると三角筋後部に負荷が移るので注意しましょう。
ラテラルレイズのバリエーション
インクラインラテラルレイズ
インクラインベンチに横向きに寝た状態で行うバリエーションです。ストレッチポジションでの負荷が強まり、通常のラテラルレイズとは違った刺激が入ります。
ケーブルラテラルレイズ
ケーブルマシンを使うことで、動作全体を通して均一な負荷がかかります。ダンベルでは負荷が抜けやすいボトムポジションでもテンションが維持できるのがメリットです。
マシンラテラルレイズ
軌道が固定されているため、フォームに集中しやすいのが特徴です。フリーウェイトでフォームが安定しない場合は、マシンで感覚を掴んでからダンベルに移行するのも有効です。


よくある質問(Q&A)
Q. ラテラルレイズとサイドレイズは何が違うの?
名前が違うだけで、同じトレーニング種目を指しています。「ラテラルレイズ」は英語での正式名称、「サイドレイズ」は日本で定着した呼び名です。やり方や効果にまったく違いはありません。
Q. ラテラルレイズを毎日やってもいい?
三角筋は比較的回復が早い筋肉ですが、毎日行うと回復が追いつかない可能性があります。週2〜3回、最低でも48時間の間隔を空けて行うのがおすすめです。
Q. ラテラルレイズで僧帽筋に効いてしまうのはなぜ?
主な原因は「重量が重すぎる」「肩をすくめている」の2つです。重量を下げて、肩を下げたまま腕だけを上げる意識を持つと改善します。鏡を見ながら肩の位置をチェックしてみましょう。
Q. ラテラルレイズの重量が伸びないのはなぜ?
ラテラルレイズはアイソレーション種目のため、そもそも重量が伸びにくい性質があります。重量アップよりも「フォームの精度を上げる」「セット数を増やす」「テンポを変える」といった工夫で刺激を変えていくのが効果的です。
Q. ラテラルレイズはショルダープレスの前と後、どっちにやるべき?
一般的にはショルダープレス(コンパウンド種目)を先に行い、その後にラテラルレイズ(アイソレーション種目)で仕上げるのが効率的な順番です。ただし、三角筋中部を優先して鍛えたい場合は、ラテラルレイズを先に行う「プレイグゾースト法」も有効です。先にラテラルレイズで三角筋中部を疲労させてからショルダープレスを行うと、プレス動作でも中部に効きやすくなります。
Q. 片手ずつやるのと両手同時では何が違う?
両手同時は効率よくトレーニングできるのがメリットです。片手ずつ行うと、もう片方の手で柱などをつかんで体を安定させられるため、反動が使いにくくなり、三角筋中部への集中度が高まります。フォームが安定しない方は片手ずつから始めてみましょう。
ラテラルレイズを取り入れたメニュー例
肩の日にラテラルレイズを組み込む場合のメニュー例です。
- ショルダープレス(ダンベルまたはバーベル):8〜12回 × 4セット
- ラテラルレイズ(ダンベル):12〜15回 × 4セット
- リアレイズ:12〜15回 × 3セット
- フロントレイズ:12〜15回 × 3セット
三角筋中部をさらにしっかり追い込みたい場合は、ダンベルラテラルレイズの後にケーブルラテラルレイズを追加するのも効果的です。ケーブルは動作全体で負荷が抜けないため、ダンベルとは違った刺激を与えられます。
まとめ
ラテラルレイズは三角筋中部をピンポイントで鍛えられる、肩の見た目を大きく左右するトレーニング種目です。肩幅を広げ、丸みのある肩を作りたい方にとっては外せない定番メニューといえます。
効果を出すためのポイントは「軽い重量で丁寧に効かせる」ことです。肩をすくめず、小指側をやや上に向け、ネガティブをゆっくり行いましょう。この3つを意識するだけで、三角筋中部への効きが格段に変わります。重量にこだわりすぎず、フォームの質を高めることが結果への近道です。ぜひ次の肩トレからラテラルレイズを丁寧に取り入れて、丸くてカッコいい理想の肩を目指してみてください。
外部参考リンク:サイドレイズの正しいやり方・フォーム(Wellulu) / サイドレイズで逆三角形を手に入れよう(uFit)
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