自宅での筋トレをもう一段階レベルアップさせたいと思ったとき、ぜひ検討してほしいのがディップスタンドです。1台あるだけでディップス・レッグレイズ・腕立て伏せなど多彩なトレーニングに対応でき、上半身を効率よく鍛えられます。
ジムのように広いスペースがなくても、ディップスタンドなら畳1畳分ほどのスペースがあれば設置可能。コスパにも優れたトレーニング器具です。
この記事では、ディップスタンドの選び方からおすすめの活用法まで、自宅トレーニーに役立つ情報を網羅しています。

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ディップスタンドとは?どんなトレーニングができる?
ディップスタンドとは、主に「ディップス」というトレーニングを行うための器具です。高さ80〜100cm程度の逆U字型のバーが2本セットになった構造で、両手でバーを握り体を支えてトレーニングを行います。
ディップス以外にも複数の種目に対応しており、上半身全体を効率よく鍛えられる万能アイテムとして人気があります。
ディップスタンドでできる主なトレーニング
- ディップス(大胸筋下部・上腕三頭筋)
- レッグレイズ(腹筋下部)
- ニーレイズ(腹筋下部・初心者向け)
- 斜め腕立て伏せ(大胸筋)
- インバーテッドロウ(背中・バーを低くセットした場合)
- Lシット(腹筋・腸腰筋・体幹)
ディップスタンドの選び方
一体型と分離型の違い
ディップスタンドには左右のバーが一体になった「一体型」と、独立した2本のバーで構成される「分離型」があります。一体型は安定感が高く、分離型は幅を自由に調整できるメリットがあります。初心者には安定感のある一体型がおすすめです。
耐荷重をチェック
体重に加えてトレーニング中の動的な負荷もかかるため、耐荷重は自分の体重の1.5倍以上を目安にしましょう。一般的な製品は100〜150kgの耐荷重が多いですが、体重が大きい方は200kg以上のモデルを選ぶと安心です。
高さ調整機能
高さ調整ができるモデルなら、ディップスだけでなくプッシュアップバーのような使い方もできます。身長や腕の長さに合わせて最適な高さに調整できるため、トレーニングの幅が広がります。
グリップの握りやすさ
全体重を手で支えるトレーニングのため、グリップの快適さは非常に重要です。スポンジやラバーで覆われたグリップは手が滑りにくく、長時間のトレーニングでも快適に使えます。
折りたたみ・収納性
自宅に常設するスペースがない場合は、折りたたみ可能なモデルを選びましょう。使わないときはコンパクトに収納できるため、限られたスペースでも導入しやすくなります。

ディップスの正しいやり方
ディップスはディップスタンドのメイン種目です。正しいフォームで行うことで、大胸筋下部と上腕三頭筋を効果的に鍛えられます。
基本フォーム
- 両手でバーを握り、腕を伸ばして体を持ち上げる
- 肘を曲げながらゆっくり体を下ろす(90度程度まで)
- 大胸筋にストレッチを感じたら、腕を押し出して元の位置に戻る
- この動作を繰り返す
大胸筋に効かせるコツ
体をやや前傾させることで、負荷が上腕三頭筋から大胸筋下部にシフトします。前傾角度は15〜30度程度が目安です。肘を外側に開く意識を持つと、さらに胸への刺激が増します。
三頭筋に効かせるコツ
体を垂直に保ち、肘を体の横に沿わせるようにすると上腕三頭筋がメインターゲットになります。脇を締めて動作を行いましょう。
肩に痛みや違和感がある場合は無理に深く沈めないようにしてください。可動域を浅くしても十分な効果があります。肩を下げすぎると肩関節に過度な負担がかかるため、肘の角度が90度を超えない範囲で行うのが安全です。
ディップスタンドを使ったおすすめトレーニングメニュー
レッグレイズ(腹筋下部)
バーを握って体を持ち上げた状態から、両脚を前方に持ち上げます。膝を伸ばしたまま行うと高負荷、膝を曲げて行うと負荷が下がります。下腹部を集中的に鍛えたい方に特におすすめの種目です。
Lシット
バーに手をついて体を持ち上げ、脚を前方に伸ばして体をL字型にキープする種目です。腹筋・腸腰筋・前腕にかなり強い負荷がかかります。最初は数秒キープから始めて、徐々に時間を伸ばしていきましょう。
斜め腕立て伏せ
バーを低い位置にセットするか、分離型のスタンドを使って通常の腕立て伏せよりも深く沈み込むことで、大胸筋のストレッチを強化できます。
ニーレイズ
レッグレイズが難しい場合は、膝を曲げた状態で持ち上げるニーレイズから始めましょう。腹筋下部を鍛える入門編として最適です。
自宅トレーニングメニュー例
初心者向け(週2〜3回)
- ディップス:8回×3セット(体が沈められない場合はネガティブから)
- ニーレイズ:10回×3セット
- 斜め腕立て伏せ:10回×3セット
中級者向け(週3回)
- ディップス:10回×4セット
- レッグレイズ:10回×3セット
- Lシット:15秒×3セット
上級者向け(週3〜4回)
- 加重ディップス:8回×4セット(ディップベルトにプレートを付ける)
- ストレートレッグレイズ:12回×4セット
- Lシット:30秒×3セット

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ディップスタンド導入前に知っておきたいこと
床の保護
ディップスタンドの脚が直接フローリングに触れると、傷がつく可能性があります。ジョイントマットやトレーニングマットを敷いておくことをおすすめします。防音効果もあるため、集合住宅にお住まいの方には特に重要です。
設置場所の天井高
ディップスで体を持ち上げた際に、天井に頭がぶつからないか確認しておきましょう。一般的な住宅の天井高は240cm程度ですが、器具の高さ+自分の身長を考慮して余裕のある場所を選んでください。
組み立ての手間
多くのディップスタンドは組み立て式です。工具が付属しているモデルが多いですが、組み立てに30分〜1時間程度かかる場合があります。組み立て後はボルトの締め忘れがないか必ず確認してください。
ディップスと他の種目を比較
ディップス vs 腕立て伏せ
腕立て伏せは自体重の約60〜70%が腕にかかるのに対し、ディップスは体重のほぼ100%が腕にかかります。そのため、ディップスのほうが高い負荷を大胸筋と上腕三頭筋にかけられます。腕立て伏せが楽になってきたら、ステップアップとしてディップスに移行するのがおすすめです。
ディップス vs ベンチプレス
ベンチプレスはバーベルの重量を自由に調整できるため、負荷の微調整がしやすいのがメリットです。一方、ディップスは自体重を使うため器具がシンプルで済み、体幹やバランスを同時に鍛えられるメリットがあります。自宅トレーニーがベンチプレスの代替としてディップスを取り入れるケースは多いです。
ディップスができない場合の代替法
筋力が不足していてディップスが1回もできない場合は、まず「ネガティブディップス」から始めましょう。ジャンプや台を使って体を持ち上げた状態から、ゆっくり5秒かけて体を下ろすだけのトレーニングです。これを繰り返すことでディップスに必要な筋力が養われます。バンドアシストディップス(ゴムバンドを膝にかけて補助する方法)も効果的な練習法です。
Q&Aコーナー
Q. ディップスタンドとチンニングスタンド、どっちがいい?
チンニングスタンド(懸垂マシン)のほうが対応種目は多いですが、サイズが大きく設置スペースを取ります。省スペースを重視するならディップスタンド、懸垂も含めて全身を鍛えたいならチンニングスタンドがおすすめです。
Q. ディップスで肩が痛くなるのはなぜ?
体を深く沈めすぎると肩関節に大きな負担がかかります。肘が90度以上曲がらない範囲で動作するようにしましょう。肩の柔軟性が低い方は、ストレッチで可動域を広げてから取り組むのが安全です。
Q. ディップスタンドの価格帯はどれくらい?
安価なモデルは5,000円前後、しっかりした作りのモデルは10,000〜20,000円程度が相場です。高さ調整機能や折りたたみ機能がつくと価格は上がる傾向にあります。詳細な最新価格は各メーカーの公式サイトや通販サイトで確認してください。
Q. ディップスは何回できれば初心者卒業?
明確な基準はありませんが、正しいフォームで10回×3セットを連続でこなせるようになれば、初心者レベルはクリアと言えます。その先は加重ディップスに進むことで、さらなる筋力アップが見込めます。体重の20%の加重で8回×3セットできるようになると中級者レベルです。

ディップスタンドを長く使うためのコツ
定期的なボルトの増し締め
組み立て式のディップスタンドは、トレーニングの振動でボルトが緩んでくることがあります。月に1回程度、ボルトが緩んでいないかチェックして増し締めを行いましょう。ガタつきのある状態でトレーニングすると、転倒リスクが高まるだけでなく器具の寿命も短くなります。
滑り止めマットの活用
ディップスタンドの脚の下にゴム製の滑り止めマットやジョイントマットを敷いておくと、安定感が増して床へのダメージも防げます。特にフローリングの上で使う場合は欠かせません。
まとめ
ディップスタンドは、自宅トレーニングの可能性を大きく広げてくれる器具です。ディップス・レッグレイズ・Lシットなど多彩な種目に対応し、大胸筋・上腕三頭筋・腹筋を効率よく鍛えられます。
選び方では安定性と耐荷重を最優先にし、設置スペースや収納性も考慮して自分に合ったモデルを見つけてください。正しいフォームを身につければ、ジムに通わなくても充実した上半身トレーニングが自宅で実現します。
参考:LEADING EDGE – ディップスタンドのトレーニング種目紹介 / Sakidori – ディップスタンドのおすすめ / MELOS – ディップスの効果的なやり方
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