「自宅で筋トレしたいけど、ダンベルやバーベルは置く場所がない」と困っていませんか。限られたスペースでもしっかり筋トレに取り組みたいという方は多いです。
そんな方に最適なのがトレーニングチューブ(ゴムバンド)です。場所を取らない、安い、持ち運びできる、しかも全身をしっかり鍛えられるという、まさにいいこと尽くしのアイテムです。
自宅トレーニングのコスパでは間違いなくトップクラスの存在と言えます。この記事では、トレーニングチューブの選び方からおすすめの種目まで、必要な情報をまとめて解説していきます。

トレーニングチューブのメリット
1. 場所を取らない
ダンベルやバーベルと違って、チューブ1本は引き出し1つに収まります。ワンルームでも余裕で使えますし、旅行先や出張先にも持っていくことができます。
2. コスパが最強
強度違いのセットでも2,000〜3,000円で購入できます。ダンベルセットが1〜2万円することを考えると、圧倒的にリーズナブルです。
3. ケガのリスクが低い
ダンベルを落としたり、バーベルに潰されたりする心配がありません。初心者でも安全にトレーニングに取り組めるのは大きなメリットです。
4. 漸増負荷(ぜんぞうふか)の特性
チューブは伸ばすほど負荷が強くなるという特性を持っています。これは筋肉が最も力を発揮できるポジション(収縮位)で最大負荷がかかるということです。
この特性はフリーウェイトにはない独自のメリットで、筋肉への刺激が効率的になります。
5. 全身を鍛えられる
胸・背中・肩・腕・脚・腹筋まで、チューブ1本で全身のトレーニングが可能です。これ1つ買えばOKという手軽さは非常に魅力的です。
トレーニングチューブの種類
1. ループバンド(輪っか型)
輪っかの形をしたバンドです。下半身のトレーニングに特に優れています。
- お尻のトレーニング(ヒップアブダクション、クラムシェル等)
- スクワットの補助
- ウォーミングアップ
ミニバンド(短いループ)とロングバンド(長いループ)がありますので、用途に合わせて選んでみてください。
2. ハンドル付きチューブ
両端にハンドル(持ち手)が付いたチューブです。上半身のトレーニングに使いやすいタイプになります。
- チェストプレス(胸)
- ロウイング(背中)
- カール(腕)
- ショルダープレス(肩)
ドアアンカー(ドアに引っ掛ける金具)が付属しているセットを選ぶと、トレーニングの幅がグッと広がります。
3. フラットバンド(平たいシート型)
リハビリや軽いエクササイズに使われることが多いタイプです。負荷は軽めで、ストレッチやウォーミングアップ向きになります。

トレーニングチューブの選び方
強度の選び方
チューブは色によって強度が分かれていることが多いです(ブランドによって異なります)。
- 黄色・緑:軽い(初心者・女性向け)
- 赤:中程度(初心者〜中級者)
- 青・黒:強い(中級者〜上級者)
- 紫・銀:最強(上級者向け)
おすすめは強度違いのセットを買うことです。部位や種目によって最適な強度が異なるため、複数あったほうが圧倒的に便利です。
初心者が最初に買うべきもの
迷ったら「ハンドル付きチューブの強度違いセット + ドアアンカー」がおすすめです。これ1つで全身トレーニングが可能になります。
おすすめトレーニングチューブ3選
1. TheFitLife トレーニングチューブセット
価格:約2,500〜3,500円
内容:5本のチューブ + ハンドル + ドアアンカー + アンクルストラップ
Amazonで常に人気上位の定番セットです。5段階の強度が揃っていてコスパ最強です。ドアアンカーやアンクルストラップも付属しているため、これだけで幅広いトレーニングに対応できます。
2. GronG トレーニングチューブ
価格:約1,500〜2,500円
内容:強度違いセット
日本のトレーニング用品ブランドGronGのチューブです。品質がしっかりしていてコスパも良いのが特徴です。カラーバリエーションもおしゃれで、モチベーションが上がります。
3. ミニバンドセット(ループタイプ)
価格:約1,000〜2,000円
内容:強度違いのミニバンド3〜5本
お尻や太ももを集中的に鍛えたい方向けです。ヒップアップ目的の方に特に人気があります。ハンドル付きチューブと組み合わせると最強のセットになります。
チューブトレーニングおすすめ種目【部位別】
胸:チューブチェストプレス
チューブを背中に回して両端を前に押し出す動作です。ベンチプレスの代替として最適です。
ポイント:
- 胸の高さでチューブをセット
- 肩甲骨を寄せた状態で押す
- ゆっくり戻す(ネガティブ動作を意識)
背中:チューブロウイング
足にチューブを引っ掛けて引く動作です。背中の厚みを出すのに効果的です。
ポイント:
- 背筋をまっすぐに保つ
- 肘を体の横を通るように引く
- 肩甲骨を寄せる意識を持つ
肩:チューブショルダープレス
チューブを踏んで頭上に押し上げる動作です。肩の丸みを作るのに効果的です。
腕:チューブカール
チューブを踏んで巻き上げる動作です。上腕二頭筋を鍛えることができます。

脚:チューブスクワット
チューブを踏んで肩にかけ、スクワットする種目です。自重だけのスクワットよりも負荷をアップさせることができます。
お尻:チューブヒップアブダクション
ミニバンドを膝上に巻いて、足を開く動作です。お尻の横の筋肉(中臀筋)にしっかり効きます。
チューブトレーニングの効果を最大化するコツ
1. ゆっくり動作する
チューブは反動を使いやすいため、ゆっくりコントロールしながら動作するのが大切です。特に戻す動作(エキセントリック)を2〜3秒かけて行うと効果がアップします。
2. チューブの張りを保つ
動作の開始位置でチューブがたるんでいると負荷がゼロになります。常に適度な張りがある状態を保ちましょう。
3. 複数の強度を使い分ける
大きい筋肉(胸・背中・脚)は強めのチューブ、小さい筋肉(腕・肩)は弱めのチューブというように部位に合わせて強度を変えるのがポイントです。
4. チューブを重ねて負荷を調整する
1本では物足りないときは、2本同時に使って負荷を足すことができます。これでかなりの高負荷トレーニングも可能になります。
チューブトレーニングのデメリット
メリットが多いチューブですが、デメリットもあります。事前に理解しておきましょう。
- 最大負荷に限界がある:上級者には物足りなくなる可能性があります
- 負荷の正確な数値がわからない:ダンベルのように「何kg」と把握しにくいです
- 劣化する:ゴムですので使い続けると切れることがあります(定期的な交換が必要)
- 特定の種目がやりにくい:デッドリフトなどは再現しにくいです
とはいえ、初心者〜中級者の自宅トレーニングとしては十分すぎるほど効果があります。上級者でも、旅行先やウォーミングアップ用として活用している方は多いです。
チューブは使い続けるとゴムが劣化します。表面にひび割れがある、弾力が弱くなった、変色しているなどのサインが見えたら、切れる前に必ず交換してください。トレーニング中にチューブが切れるとケガの原因になります。
チューブの寿命と交換時期
ゴム製品ですので、使っていると劣化していきます。交換のサインは以下のとおりです。
- チューブの表面に細かいひび割れがある
- 弾力が明らかに弱くなった
- 変色している
- ゴムの破片が出てくる
一般的な寿命は半年〜1年程度です。価格が安いため、定期的に新しいものに交換するのがおすすめです。
週3回の全身チューブトレーニングメニュー例
Day 1:上半身(胸・肩・三頭筋)
- チューブチェストプレス:3セット×15回
- チューブショルダープレス:3セット×12回
- チューブフライ:3セット×15回
- チューブトライセプスプッシュダウン:3セット×15回
Day 2:下半身(脚・お尻)
- チューブスクワット:3セット×15回
- チューブルーマニアンデッドリフト:3セット×12回
- バンドヒップアブダクション:3セット×20回
- バンドグルートブリッジ:3セット×15回
Day 3:上半身(背中・二頭筋)+ 腹筋
- チューブロウイング:3セット×15回
- チューブラットプルダウン:3セット×12回
- チューブカール:3セット×15回
- チューブウッドチョップ(腹筋):3セット×12回

よくある質問(Q&A)
Q. チューブだけで筋肉は大きくなりますか?
A. 初心者〜中級者であれば十分に筋肥大が期待できます。チューブの漸増負荷という特性は、筋肉への刺激として非常に効果的です。ただし、上級者でより大きな負荷が必要な場合は、ダンベルやバーベルとの併用をおすすめします。
Q. チューブはどこで買えますか?
A. Amazon、楽天、スポーツ用品店などで購入できます。強度違いのセットを買うのが最もコスパが良いです。
Q. チューブトレーニングはダンベルの代わりになりますか?
A. 多くの種目で代替可能です。ただし、負荷のかかり方が異なるため(チューブは漸増負荷、ダンベルは一定負荷)、両方を使い分けるのが理想的です。
Q. 高齢者やリハビリ中の方でも使えますか?
A. はい、むしろチューブはリハビリ用途でも広く使われています。軽い強度のチューブから始めれば、安全にトレーニングに取り組めます。ただし、持病がある場合は必ず医師に相談してから始めてください。
Q. チューブトレーニングはどのくらいの頻度でやればいいですか?
A. 同じ部位のトレーニングは週2〜3回が目安です。筋肉の回復には48時間程度が必要ですので、連日同じ部位を鍛えるのは避けましょう。上半身と下半身を交互に行うスプリット法がおすすめです。
まとめ
- 場所を取らず、安く、安全に全身を鍛えられる
- 最初はハンドル付きチューブの強度違いセットがおすすめ
- ゆっくり丁寧な動作で筋肉に効かせることが大切
- 定期的にチューブの劣化をチェックして交換する
- 週3回の全身メニューでバランスよく鍛えよう
- 初心者〜中級者の自宅トレに最適なアイテム
ダンベルが置けない、ジムに行く時間がない、でも筋トレはしたい。そんな方にとってトレーニングチューブは最高の相棒になります。まずは3,000円以下のセットから始めて、自宅トレーニングを楽しんでみてください。

トレーニング器具の安全な使い方については、NITE(製品評価技術基盤機構)の注意喚起情報もチェックしておくと安心です。チューブトレーニングの基礎理論については厚生労働省 e-ヘルスネットのレジスタンス運動解説も参考になります。
※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

